森里海連環学実習IV(その2)

posted by marikok

2021年3月25~29日に行われた森里海連環学実習IVの続編記事です。

3日目は河口にやってきました。まずは泥干潟がある内之浦干潟親水公園での調査です。良い天気で桜も満開、とても気持ちの良い日でした。

今回は新しい試みとして、干潟の澪筋からアシ原までのライントランセクト調査で等間隔に生物相を調べてみました。

ここで観察できた生物は、主にカニや貝の仲間でした。写真のカニはチゴガニ。暖かい日でしたが、まだダンスはしていませんでした。

その後は海に下って、砂干潟がある鳥の巣でも調査しました。潮間帯にはコアマモの群落が広がっています。

全ての調査地では水温塩分に加えて栄養塩などの環境調査を行います。海と川ではこの値が全く違っているのですが、河口は干満の状態によって大きく変動します。

淡水と海水が入り混じる河口に特徴的な海藻のオゴノリです。本種は内之浦干潟親水公園にもたくさんみられました。
場所ごとに生物のリストを作成し、河口では海に近いほど生物多様性が高くなっていくことを実感しました。

次回はお待ちかねの海!です。

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