祝・京都大学創立125周年!

本日6月18日、京都大学は創立125周年を迎えました。
この節目を記念したイベントが、京都大学では目白押しとなっております。
オンラインで参加できるイベントも多数あります。
詳しくは、下記の特別サイトをご覧ください。
https://125th.kyoto-u.ac.jp/

白浜水族館では本日から3日間、オリジナル記念バッジを配布いたします。
先日の記事に掲載したバッジデザインは、白浜で見ることができる海の生物5種がモチーフとなっております。
皆さんがイメージしやすい生き物から紹介していきましょう。

ロウニンアジ

101水槽のロウニンアジ(原田技術職員撮影)

白浜水族館の最初の大水槽で泳いでいる最も大きなアジ科の魚で、20年以上飼育しています。でも、これほど大きな個体は、白浜の海では実は珍しいのです。水族館では、手のひらサイズの幼魚を釣ってきて、大きく育ててから展示しています。

トラウツボ

409水槽のトラウツボ(原田技術職員撮影)

白浜名物であるウツボ類の中でも派手な見た目をしており、展示水槽でも見分けやすい種です。顎が細長く湾曲していて、4つの鼻孔が管状に伸長するのが特徴です。白浜では黒褐色と黄色のまだら模様の「ウツボ」という別の種がよく食されています。

ヒョウモンダコ

体色を変えるヒョウモンダコ(右が刺激をあたえたとき)

全長10cmにも満たない小型のタコです。猛毒があり噛まれると危険な種として有名ですが、興奮したときに見せる黄色と黒のコントラスト、そして鮮やかな青の模様が目を引きます(普段は意外と地味なので注意)。熱帯性ですが、暖かい白浜の海では冬でも出現することがあります。すぐに小さな隙間に隠れてしまうため、展示はしていません。

イワムシ

頭部に5本の感覚器官をもつイワムシ(加藤技術職員撮影)

体の両側にある赤い鰓をふわふわと動かす多毛類(ゴカイ)の仲間です。呼吸器官である鰓には血液が通っていますが、その血液に酸素を運ぶヘモグロビンという赤い色素が含まれているため赤く見えます。本虫やマムシと呼ばれ、釣り餌として重宝されています。展示水槽(204水槽)の「オニイソメ」に分類学的に近い種です。

ワレカラ

転石上で卵を育てている雌のワレカラ

知る人ぞ知る小さな甲殻類ですが、この時期白浜の海底でたくさんうごめいています。海藻や石ころに付着して、ぱたぱたと上半身を動かしていますので、肉眼でも見つけることができるでしょう。ワレカラの仲間には、たくさんの種がいます。展示されている海藻に付着していることもありますが、たいてい、水槽の魚に食べられてしまいます。

それでは、京都大学創立125周年イベントを是非楽しんでいってください!

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