マクロ生物学百花繚乱!!(2日目)

posted by marikok

マクロ生物学百花繚乱2日めは、京大本学から琵琶湖の近くにある生態学研究センターに移動して、ワークショップに参加しました。

生態研に来るのは初めてなので、バスを出していただけてとっても助かりました。

さて、こちらが本日の主役。そう、ドローンです!!
このワークショップは「野外生物学の最先端:ドローンを使ってみよう」ということで、ドローンを応用した研究調査をいろいろと紹介していただきました。その応用技術を実際に目にできるということで、期待が高まりまくっています。

温度センサーをつけたドローンを飛ばすと、このように温度分布を可視化した情報が得られます。右下に見えるポツポツが上空のドローンを凝視しているわたしたちです。これは窓から部屋の中を見たところで、ドローンの映像をそのままプロジェクターで壁に投影しています。こういう見せ方自体も、工夫されていると思いました。

そのほかにも小さな発信機を構内に隠して、それがどこにあるかドローンで探知するということも見せていただきました。発信機はザリガニなどにもつけられる小さいものだそうです。すごい!

そして…参加者全員が、ドローン操作を体験できました!これは前からやりたかったのです。写真は緊張した面持ちの吉川氏。ドローンは実際に野生の馬の調査に使っている機体です。落としたらどうしよう…などと思っていましたが、初めて操作する人でも使いやすいものだと思います(もちろん、操作方法を丁寧に教えていただいた上での話です)。

これは障害物センサーが働いていることを確認しています。眼の前に障害物(松の木)があると、前には進みません。かしこい。
さらにバッテリーが少なくなってくると自動で戻ってくるとか、いろいろ安全(便利?)機能が付いているようです。

こうやっていろいろ触ってみると、欲しくなりますね。ドローンが。
研究や実習に応用するとなると、臨海実験所ではどういう使い方ができるでしょう。空の上ではなく、水の中を探索できるものってないでしょうか。

と思ったら、ありました!水中ドローンというものだそうです。
これは、欲しい!夜でも海底を探索できるし(夜行性の生物はかなり多い)、ドレッジ調査の前にちょっと海底の状況をみることもできるし、船を使えない浅いところで水温塩分センサーをつけて泳がせたり…あー欲しい。

わたしの欲望は置いといて、今回の研究集会ではかなり新鮮な体験ができました。お世話になった宇野先生、生態研の皆さま、ありがとうございました!!

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