むかしむかし「日本ベントス学会」が「日本ベントス研究会」であったころ

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本年は台風の被害が大きいものがありましたが、それで被害を受けたボの部屋を片付けていたら、古い「日本ベントス研究会誌」が出てきました。

私が九州大学大学院修士課程の海洋生物学専攻(天草臨海実験所)に入ったころ、その所長の菊池泰二先生を中心に「日本ベントス研究会」というのが運営されていました。われわれ大学院生は、その「研究会」の事務や会計のお手伝いをしていました。添付の写真は、そのころの雑誌です。
「幹事」には、懐かしいお名前が見えますが、この中で、向井宏先生と、奥谷喬司先生が、今もご健在なのは嬉しい限りです。

この「研究会」を学会組織に出来ないものだろうか、と当時大学院生であった堤裕昭さん(現在熊本県立大学。日本ベントス学会会長)、森敬介さん(現在国立水俣病総合研究センター)、と私が発案し、菊池先生に進言して、「日本ベントス学会」の発足となりました。
なので私は、日本ベントス学会の設立メンバーであり初代の事務局の一人です。

現在、この学会は日本プランクトン学会と協力して運営を行っており、現在の繁栄ぶりを見ていると、昔とは隔世の間があり非常に感慨深いです。

継続は力となり、やがて発展へと結びつく、ということですね。

Copyright: 日本ベントス学会
ISSN : 1883-888X

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