アメリカザリガニとの新しい関係(日本甲殻類学会2017年度大会サテライドシンポジウム)

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下記シンポジウムが開催されました(出典:日本甲殻類学会2017年度大会シンポジウムのページ http://csj-symposia-2017.webnode.com/satellite-symposium-ii/)
70名の参加があり、会場は大盛況でした。
この学会では、こうした市民に広く呼びかける活動を、展開していきたいと思っております。
朝倉彰(日本甲殻類学会会長)
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シンポジウムの目的
 アメリカザリガニは,外来生物でありながらも,学校機関等では最も親しみやすい生物の1つとして教材として利用されたり,あるいは観賞用の飼育生物等としても利用されてきた。しかしながら,本種は近年,在来生態系に最も悪影響を与える淡水甲殻類の1つであることが指摘され始め,これを受けて環境省および農林水産省により緊急対策外来種に指定され,社会的な認識が変わりつつある。本シンポジウムでは,アメリカザリガニについての最新の科学的な知見を報告するとともに,今後の対策を含めて,本種との新しいつきあい方を広く市民に提言した。
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企画:中田和義(岡山大学)・芦刈治将(すみだ水族館)・砂川光朗(日本甲殻類学会会員)
主催:日本甲殻類学会
日時:2017年10月9日(月・祝)14:00~15:50
会場:すみだ生涯学習センター (ユートリア)マスターホール
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中田和義(岡山大学)「アメリカザリガニの生態をふまえての有効な駆除手法」
林紀男(千葉県中央博物館)「水草を食害するアメリカザリガニへの対策とその効果」
藤本泰文(宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団)「地域の自然環境の保全とアメリカザリガニとの付き合い方~伊豆沼・内沼での活動から~」
上村兼輔(東京大学)「新しい脅威である水カビ病について」
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