Professor Redouan Bshary (Université de Neuchâtel )をお迎えして(その2)

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神戸賞とは、世界的にすぐれた業績をこの世に残した海洋生物学者を神戸市立須磨海浜水族園が顕彰するものです。第8回目の受賞者であるRedouan Bshary(レドゥアン・ブシャリー)博士をお迎えし、神戸賞授賞式及び記念講演会を開催いたしました。
記念講演会では「ホンソメワケベラは頭がいい?相手を理解し、嘘もつく」、サイエンスカフェでは「ねぇねぇウツボ君、一緒に狩りに行かないかい?」と題し、博士が明かにした魚の賢さについてご講演いただきました。

【講演内容】

掃除魚として有名なホンソメワケベラ。餌である寄生虫を多く得ようと、お客の魚をなだめたり、気を引いたり、時には騙したり、依怙贔屓(えこひいき)したり、と実に人間臭い振る舞いをします。この多彩な社会行動は、刺激への反射や単純な学習という従来の考えではとうてい説明がつきません。どうやらこれまでの我々の考えた方が間違っていたようで、魚たちは相当に賢いようです。

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