ヤドカリと貝殻と新幹線

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京都大学白浜水族館では、2017年7月8日(土)から10月1日(日) 22日(日)まで、白浜水族特別企画展「ヤドカリと貝殻-生態と芸術-」を開催しました。これは世界で活躍する現代美術家のAKI INOMATAさんのヤドカリ作品と、京都大学白浜水族館のヤドカリ研究の成果のコラボレーション企画でした。

©京都大学白浜水族館
このAKI INOMATAさんの新作が、現美新幹線に展示されました。おめでとうございます!
現美新幹線とは、現代美術作品を展示して走る新幹線で、各車両に現代美術の注目のアーティストの作品が展示されています。AKI INOMATAさんの作品は、16号車に展示されています。 詳しくは下記参照。
この記事を作成するにあたり、AKI INOMATAさんご本人のご協力をいただきました。記して感謝申し上げます。
© AKI INOMATA 無断転載禁止
© AKI INOMATA無断転載禁止
新幹線に展示されている作品。 © AKI INOMATA 無断転載禁止
新幹線に展示されている作品。 © AKI INOMATA無断転載禁止
また下記の記事も参照

https://www.mahokubota.com/ja/news/1735/

http://www.niigata-nippo.co.jp/railway/kennai/news/20180331384018.html

https://railf.jp/news/2018/07/22/190500.html

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また、AKI INOMATAさんは、日本貝類学会会長で東邦大学教授の大越健嗣先生とのコラボで、「LINES-貝の成長線を聴く」という作品の製作にも取り組んでおられます。

このプロジェクトの趣旨は下記に出ています。
上記よりの引用ーーーーーーーーーーーーーー
 アサリの断面に刻まれている無数の線、これは「成長線」と呼ばれ、どのような環境で、どのように生きてきたかが刻まれている。そのあり様は、木の年輪のようだが、それほどには知られていない。
 木の年輪がその年の成長度合いを示すように、満潮と干潮の間に生じる「成長線」から日ごとの貝の成長をうかがい知ることができる。線の間隔が長ければ、その日、適切な環境下で良く成長したことをあらわし、短い場合にはその逆をしめすといった具合だ。
 そこで、2011年の3月以降、劇的な環境変化のあった、東北沿岸部のアサリの成長過程に興味をもち、震災の前からアサリの調査を続けている研究室を訪れた。私たちの目には、2011年の劇的な光景が焼き付いているが、アサリから見た世界はどうであろうか。2015年、未来に向けた地盤の改良工事がつづく海岸がどのように見えているだろうか。ここでは、アサリの成長線をレコードの溝に置き換え、海と陸の境界に住む生き物から見た世界とその声を、音へと変換した。
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 AKI INOMATAさんが、大越健嗣先生の研究チームに同行して、フィールドワークを行っている様子が下記に出ています。
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これからも、 AKI INOMATAさんの海洋生物関連の作品に目が離せません。
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