顕微鏡大棚の改修(前編)

posted by 棟梁 (marikok)
[実習室の顕微鏡大棚]

これから臨海実習シーズンですね。
瀬戸臨海実験所では、もっと多くの学生に学んでほしいと考え、実習室の生物顕微鏡を増やしました!ので、顕微鏡を収納する大棚を改修することにしました。 この大棚は、研究棟竣工時からあり、当時は顕微鏡専用に製作したものということで珍しがられ、他大学から見学者が訪れるほどだったそうです。その後20年ほど前に一度実験所の技術職員によって改修され、今に至ります。

今回の改修では、生物顕微鏡を20台→24台、実体顕微鏡を小型26台→大型13台を入れられるようにして、小型実体顕微鏡は予備として別の保管庫に移動します。今ついている棚板は重みで歪んできているので外して、新しい棚板をとりつけます。設計と墨引がわたしの担当で、現場監督(技術職員Oさん)、職人(技術職員5名、研究員Mokanishiさん)とともに改修作業を行いました。

[全部品を外した大棚]

他にも、殺菌灯は邪魔にならないところに移動して…ガラス扉に飛散防止フィルムを張って…磨滅した鍵も直したい…というようなことをぼんやり考えていたら、部屋に電話がかかり。

「もう始めてるで。」
「はい。すぐ行きます。」

行ってみると、すでに周りは片づけられて大棚が引き出されており、全ての部品が外されているではありませんか!ちょうど実習室で作業中の研究者の方にも手伝っていただいたようです。うみさわ会の皆さん、ありがとうございました!

[添え木取付け]

「まずは下の棚からとりつけますか…」

わたしが墨引をしたところへ、現場監督(Oさん)の指揮のもと、職人(Yさん、Mokanishiさん)が棚を支える添え木をとりつけます。

「どこにビス打ったらいいですかね?」
「3本打つけど真ん中のビスから締めると、水平にとりつけられるよ。」

さすが、前回の改修に立ち会ったOさんです。

[水平確認]

「水平になっているカナ?」

顕微鏡が倒れこんできては困るので、ちゃんと水平も確認します。わたしの墨引が間違っていないか緊張しましたが、大丈夫でした(というか、墨引の時点で水平をとるべきだったかも)。

[1日目作業終了]

職人(Tさん)の助言もあり、1日目はサクサクすすみました!

今日はここまで。

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