海産無脊椎動物分子系統学実習⑤

さてさて、磯観察だけでなく、この日も勿論実験ですよ!
実験前にパシャリ。 
先日のPCRの結果確認です。
標的配列の増幅を確認するための非常に重要な作業ですよ。 
DNAの確認は、ゲル電気泳動法によって行われます。
DNAは負に帯電しているので、水槽の中で電気を流してやれば、正電極に移動していきます。
この時、正電極との間にゲルを用意してやると、ゲルの網目構造の中をDNA断片が移動していきます。
これを電気泳動といいます。
長い断片は網目をくぐりにくく、短い断片はくぐりやすいため、
断片の長さによって、同時間電気泳動した場合のゲルの場所に差が出てきます。
この差を利用してDNAの断片長を測るのです。 
ゲルに穿いた穴の中にDNAを入れる前の準備作業。
パラフィンの上でDNAと、泳動バッファーを混ぜます。 
そしてゲルにアプライ!
集中力を要する作業です。 
元帥の指示を仰ぎ、各自ゲルアプライに挑戦中! 
電気泳動槽のスイッチ・オン!
結果確認です!
うまくいっていれば、ゲルにDNAのバンドが映ります。 
結果は上々でした! 
これでシーケンス外注ができます! 
分子実験秘密道具その③、ピペットマン
数μの実験試薬を混ぜあわせるには、これが無いと始まりません。 
最終日のプレゼンに備え、この日も遅くまで準備に勤しんでいました。
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