海産無脊椎動物分子系統学実習③

実習二日目。
基礎技術を習得し、いよいよ実習開始です!
まずはサンプル選び。
今回の実習ではウミグモ、ナガウニ、イボニシ、ベッコウガサを解析対象にしました。
M2のもっちーが修論で集めたフタツメイソウミグモのサンプル。
どうも伊豆と下田のに地域と、寄生・自由生活性の生態型があります。
果たしてこれらは別種なのか?
元帥の教えを受けつつ、いよいよ実験開始です。
大きめのナガウニは、取り出すのにも一苦労。
例によって、メガネを装着してのウニの解剖です。
元帥の的確な指導を受けて、学生たちの実力がメキメキとアップしていきます!
取り出した生物の組織を、タンパク質融解酵素と混ぜている所です。
成長の喜びがよく表れていますね~。
分子実習秘密機器その一、「ヒートブロック」
これがなくてはタンパク質融解やヒートショックは始りません。
1.5 mlチューブをセット!
次はDNAの抽出とPCRです。
皆さん、大分分子機器の扱いに慣れてきたようです。
分子実習秘密機器その二、「サーマルサイクラー」
この箱の中は、温度が一定のサイクルで変わるようになっています。
これで様々な設定条件の温度を繰り返すことによって、人工的にDNA複製を行うのです。
サーマルサイクラーにチューブをセットして、今日の実習はおしまい!
明日はいよいよPCRの結果がわかりますよ!
続く
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