6月2日-7日に日本造礁サンゴ分類研究会JSCT(Japanese Society for Coral Taxonomy)第6回研究会が種子島北部沿岸で開催され参加して来ました。種子島にはこれまで世界で種子島周辺でしか報告されていないハナサンゴモドキやタネガシマミドリイシなどの固有種が生息している他、沖縄などの亜熱帯海域に生息するサンゴと本州の温帯域沿岸に生息するサンゴが同時に観察できる稀な海域であることから、造礁性イシサンゴ類を研究する者にとって魅力的な場所です。
サンゴ以外にもオビクラゲや初めて見たクリイロカメガイが無数に浮遊していたり、ミズクラゲにハナビラウオの幼魚が付いていたり
ふと顔をあげるとアオウミガメが悠々と泳いでいたり、とても豊かな黒潮の海でした。
また日本造礁サンゴ分類研究会による第1回研究会も種子島で行われたのですが、再び同じ海域を調査で訪れることができたことで、当時修士1年でサンゴについての研究をスタートしたばかりだった私は自分が研究対象としているグループ以外のことはほとんど分かっていなかったなぁと自分を省みる良い機会にもなり感慨深かったです。これからも多くの知識を身につけ、研究に生かして行きたいです。
posted by Yuna Zayasu