祝! 千徳さん論文出版!

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千徳明日香さんが論文を出されました。おめでとうございます!

Sentoku A, Ezaki Y (2013) Intrinsic Constraints on Sympodial Growth Morphologies of Azooxanthellate Scleractinian Coral Dendrophyllia. PLoS ONE 8(5): e63790. doi:10.1371/journal.pone.0063790



本論文では,キサンゴ科Dendrophyllia boschmai(A-D)と Dendrophyllia cribrosa(E–H)が,特定の1か所か2か所からのみ出芽することが明らかとされました.D. boschmaiは,出芽が左右交互に行われることでジグザグ状の形態になり,D. cribrosaは,出芽が一方向からのみ行われることで螺旋の形態を形成しています.さらに両種とも,2か所同時に出芽することで分岐を行っており,出芽部位はいずれの場合も片側に明瞭な極性を示し,方向隔壁を対称面として顕著な左右相称性を示めしています.これらのことから,六射サンゴにおいて,出芽部位に顕著な極性が認められ,サンゴ個体の体制に,左右相称性が内包されていることが示唆されました.


千徳さんは、昨年は4本も力作を国際誌に出されています。あっぱれ!

将来が楽しみな大器です!


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