テレビ放送

瀬戸臨海実験所で行った研究内容が12月7日(金)22:00からNHK BS1 ワールドWaveトゥナイトという番組内で放映される予定です。
http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j_tonight_20121207_2242a

テーマは将来の海洋酸性化が海産生物に及ぼす影響についてです。現在大気のCO2濃度は上昇を続けていますが、ウニやサンゴ、貝のような石灰化生物はCO2が多く溶け込み酸性化した海では、その骨格成長などに影響が出る可能性が、これまでに数多くの研究によって指摘されています。

バフンウニ雌の採卵

紹介される研究内容は、本州の沿岸域岩礁帯に一般的なムラサキウニとバフンウニの幼生の海中CO2濃度に対する応答について調べたもので、様々なCO2濃度の海水で培養した際のサイズ変化が紹介されます。 ウニの幼生は環境の変化に敏感であり環境毒性試験によく用いられています。どのような内容になっているのか楽しみです。

論文:Suwa R., Nojiri Y., Ono T. and Shirayama Y. (in press) Effects of low pCO2 conditions on sea urchin larval size. Marine Ecology

(Posted by 諏訪)
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