一般発表534演題(12会場)、シンポジウム68演題(本部企画を含めて14会場)、関連集会39演題(10会場)、学会賞などの受賞者講演6演題、高校生ポス ター41演題、動物学ひろば16企画、合計で700を超える発表が行われたこということで、大変活発な大会でした
私は9月13日の系統・分類セッションで「分子系統に基づくツルクモヒトデ目(棘皮動物門:クモヒトデ綱)の系統分類学的再検討」というタイトルで発表を行ってきました。
私の専攻している分類学は生物学の中でも基礎的で、研究人口の少ない分野です。しかしながらこの頃では若手研究者も増えてきており、発表会場の聴衆も少なくありませんでした。また、今大会では若手の分類学者を主体としたシンポジウムもいくつかみられ、少しずつ活気づいてきていることを肌で感じました(希望的観測?)。
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懇親会の様子 |
今後は、自分の研究対象の動物「分類」だけにとどまることなく、生態、発生、行動など様々な分野の知識も積極的に取り入れ、「動物学」に寄与し、またその成果を「分類学」に還元していくことで、さらなる発展が望める学問であることを、改めて認識できました。
夜はホテル阪急エキスポパークで参加者400人を超える懇親会が開かれ、大会の規模の大きさを伺うことができました。
このように今大会は非常に印象深く、決して記憶から失われることのないものとなりました。
(Posted by Mokanishi)