【平成30年度公開臨海実習(春期):藻類と海浜植物の系統と進化】

参加募集中
申込締切 平成31年2月1日(金)必着

暖かい3月の南紀白浜は、美しい海岸の植物と海藻でいっぱい!

実習期間
平成31年3月10日(日)14時集合~3月14日(木)正午解散(5日間)
詳しくは
http://www.seto.kyoto-u.ac.jp/smbl/osirase/h30koukai_haru2.html

暖かい春を満喫しよう!

【磯観察と標本作製 】
自然海岸の潮間帯に繁茂する大型の藻類(海藻)について、形態や生態を観察します。観察場所の番所崎は、黒潮の影響を強く受ける岩礁海岸で、大小様々のタイドプールがみられます。現場で海藻の色、形、手触りを観察し、標本として採集します。持ち帰った海藻は図鑑で調べ、同定の基準となる組織切片のスケッチも行います。また、種ごとの押し葉標本を作製します。

【海藻の分布調査 】
タイドプールの大きさ、深さ、海からの距離、標高、日当たり、海藻食のウニ類・アメフラシ類の分布など、海藻の生育には様々な環境が関係しており、またその関係は種ごとに異なります。現場で各種の海藻の同定作業を行い、種ごとの水平・鉛直分布と生育環境について考察し、図表を用いて発表します。

【海浜植物の野外観察と標本作製】
番所崎周辺では、海浜植物の比較的自然な植生を観察することができ、潮下帯では陸上から海中へ適応進化した植物(海草/うみくさ)が繁茂しています。
内陸部に生育する陸上植物と、海浜植物あるいは海草の形態的差異から、海浜や潮間帯・潮下帯への適応的な特徴を理解します。一部の植物を採集して持ち帰り、図鑑で同定して押し葉標本を作製します。

【海浜植物の適応現象の観察 】
海浜植物は、強風、塩分、乾燥、強い日差しなど、過酷な環境に適応した形態的特徴を持ちます。これらの適応現象を観察し、各自で決めたテーマに沿って、より定量的に調査・解析します。生育環境に適した種間あるいは種内形態変異や、海流散布に適した果実・種子の形態など、様々なテーマで発表を行います。

http://www.seto.kyoto-u.ac.jp/smbl/osirase/h30koukai_haru2.html

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