気仙沼でのポケゼミ(その3)

posted by AA & Tomo
4日目は、午前中は海の豊かさを感じる実習、午後は海岸近辺における大震災後の復興の様子の見学です。海はどのように回復し、また海辺における防災対策はどのように進んでいるのでしょうか?

午前中の最初は、前日に釣った魚を含め、魚介類の捌き方の実習体験です。

大きなタコの足について説明される畠山重篤さん。
まず最初に、畠山さんによる講義があります。森の恵みが海に与える影響をさまざまな角度から、自らの体験をもとに語ります。
昨晩釣り上げたアナゴの捌き方について、教わります。
そして実際にひとりひとり、やってみます。さて、うまく出来るか?

次にホタテガイの剥き方について、教わります。二枚貝はまず貝柱を切って、貝をあけ、ついで貝柱とその他の部分を切り分けます。畠山信さんが、目にもとまらぬ早業で手本を示し、一同、驚嘆しています。

ついで、ひとりひとりが見よう見まねで、やってみます。しかし、なかなかうまく、いきません。

次にカキの剥き方を教わります。これもまた、畠山さんが見事な手さばきで、剥いていきます。

ついで、これもまた、ひとりひとりが見よう見まねで、やってみます。

さきほど捌いたアナゴを、炭火に乗せて焼いていきます。魚が焼けるおいしそうな匂いが、あたり一面にただよいます。
さきほど剥いたカキは、いったん日本酒につけ、そのあともとの貝殻の上に身をのせて、焼きます。

いよいよ昼食です。自分たちで捌いた、とれたて新鮮な魚介類に舌鼓を打ちます。

さて腹ごなしも十分になったあと、今度は、大震災後の海岸付近における津波対策の建造物の見学に出かけます。

気仙沼市の道の駅「大谷海岸」ふきんの様子を見学します。黒い土嚢が、海岸付近にたくさん積まれていて、ずらっと並んでいます。

大谷海岸付近では、大津波のための防潮堤が建設されており、その様子を見学しました。高さ9.8mの防潮堤が、えんえんと海岸に建設されるのだそうですが、まだその工事が始まったばかりで、その工事現場を見学しました。

こうした防潮堤で、海岸をかこってしまうことが本当に良いのかどうなのか、さまざまな議論があるところです。自然を取り入れた工法なども、開発されつつあるようですが、今後の動向を見守っていきたいと思います。
上部へスクロール