藻類と海浜植物の系統と進化➄

海藻の次は海浜植物(種子植物)です.
講師は京大の布施先生.
実習室の外に出て,まずは植物の観察です.
元気に生い茂っているマサキを説明中.
ハマオモト,いわゆるハマユウです.
海でも生活史を回せるように,葉の仕組みや種子が特殊化しています.
今回は布施先生と田村先生が講師として来られました.
田村先生は,単子葉植物の系統がご専門です.
北浜に出てきましたが,すさまじい風です!
砂が勢いよく飛んできて危険!
あまりに海風が強く危険なので,実験所の中庭に移動しました.
風も幾分穏やか.
咲き乱れているのはハマダイコンの花です.
おなじみのウラシマソウ.
その横に見える笹のような葉っぱの植物は「ハラン」で,
お弁当の仕切りによく入っているあのハランです.
ハランの花はこのように根元に咲いているのですが,
なんとこの花の花粉を運ぶポリネーター(送粉者)はヨコエビの仲間だそうです.
京大の加藤真先生が発見されたそうですが,
このような共進化が起きていることも驚きですが,
見つけた方もすごい!
このような観察眼を身に着けたいものです.
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