公開臨海実習「発展生物学実習」(+京都大学臨海実習第二部)⑦

アーウィンループを作成しても,観察対象がいなくては実習は始まりません.
ということで, 
フジツボから! 
砂の中から! 
メイオベントスを採ります! 
今回の目玉生物はコチラ. 
チリハギガイという,体長数ミリの寄生性二枚貝です.
普通はイガイ類に寄生しているという話なのですが,
なんとヒザラガイの表面をガリガリ削ってみたところ,
この貝が得られました. 
殻の中の黒くなっている部分では,
稚貝を育てているそうです. 
最後は朝倉先生による甲殻類の解剖.
磯に普通に見られるホンヤドカリを解剖し,
その機能形態や,体節性を学んでもらいました.
まずは殻を割って中身を取り出さなくてはなりません.
そのために使ったのが... 
この... 
万力っ!! 
実に優秀な対ヤドカリ兵器のおかげで,
このように硬い殻に引きこもったヤドカリも,無傷で白日の下にさらされました.
ちなみに,事前に採集したアルコール標本を用いています. 
このように,ピンセットで体節の付属肢を一本ずつ解体し, 
顕微鏡で観察します.
体節ごとの形態の違いを学んでもらいました! 
最後に,朝倉先生のセミナーで,
実習課題はおしまい! 
お疲れ様でした!
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