アーウィンループを作成しても,観察対象がいなくては実習は始まりません.
ということで,

フジツボから!

砂の中から!

メイオベントスを採ります!

今回の目玉生物はコチラ.
チリハギガイという,体長数ミリの寄生性二枚貝です.
普通はイガイ類に寄生しているという話なのですが,
なんとヒザラガイの表面をガリガリ削ってみたところ,
この貝が得られました.
殻の中の黒くなっている部分では,
稚貝を育てているそうです.

最後は朝倉先生による甲殻類の解剖.
磯に普通に見られるホンヤドカリを解剖し,
その機能形態や,体節性を学んでもらいました.
まずは殻を割って中身を取り出さなくてはなりません.
そのために使ったのが...

この...

万力っ!!
実に優秀な対ヤドカリ兵器のおかげで,
このように硬い殻に引きこもったヤドカリも,無傷で白日の下にさらされました.
ちなみに,事前に採集したアルコール標本を用いています.
このように,ピンセットで体節の付属肢を一本ずつ解体し,
顕微鏡で観察します.
体節ごとの形態の違いを学んでもらいました!
最後に,朝倉先生のセミナーで,
実習課題はおしまい!
お疲れ様でした!