軟体動物の解剖です!
まずは番所崎で貝(二枚貝はダメ!)を採る!
水族館の取水口でも採る!
なぜなら,今回の目的は,貝類の歯舌の観察だからです.
巻貝の体内にある歯舌をとりだすため,

肉抜きという技術を使います.
要するに茹でて軟体部だけを殻から取り出すのですが,
実はこれが,形態観察,DNA解析の両方を行う上で優れた方法なのです.

以前も紹介したマツバガイ(カサガイ)の軟体部.
これは何かといいますと...
コチラ!タツナミガイは体内に歯舌がないなあと思っていたら,
こんな風に唇みたいになっていた構造が,
実は歯舌に相当するようで,
これを取り出して観察してみると,ちゃんと歯舌状のザラザラ構造がみられました.
取り出した歯舌を,電子顕微鏡で観察.
この日はかなり遅くまで観察を続けたようです.
お疲れ様でした!