公開臨海実習「発展生物学実習」(+京都大学臨海実習第二部)⑤

軟体動物の解剖です! 
まずは番所崎で貝(二枚貝はダメ!)を採る! 
水族館の取水口でも採る! 
なぜなら,今回の目的は,貝類の歯舌の観察だからです.
巻貝の体内にある歯舌をとりだすため, 
肉抜きという技術を使います. 
要するに茹でて軟体部だけを殻から取り出すのですが,
実はこれが,形態観察,DNA解析の両方を行う上で優れた方法なのです. 
以前も紹介したマツバガイ(カサガイ)の軟体部. 
これは何かといいますと... 
コチラ!タツナミガイは体内に歯舌がないなあと思っていたら, 
こんな風に唇みたいになっていた構造が,
実は歯舌に相当するようで,
これを取り出して観察してみると,ちゃんと歯舌状のザラザラ構造がみられました. 
取り出した歯舌を,電子顕微鏡で観察. 
この日はかなり遅くまで観察を続けたようです. 
お疲れ様でした!
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