藻類実習レポート第二弾です!

採集してきた植物のスケッチ中。
ほとんどの場合、実習で採集された生物はスケッチをしてもらいます。
スケッチは、単にその生物の形の記録を残すための作業ではありません。
俗に、スケッチをするために観察するのではなく、観察するためにスケッチをする、と言います。
スケッチの際、その生物の特徴をよく観察する必要があり、
この作業こそがスケッチの意義であり本質でもあります。
ウラシマソウの仏炎苞を開いたところ。
小花が見えます。

陸上植物の標本作成手順の説明。
水分を吸い取れる布とダンボールで標本をサンドイッチしたものをいくつも重ねることで、
押し葉標本ができるというわけです。
学生による、陸上植物の研究発表。
ハマダイコン(Raphanus sativus)を説明しています。
実験所内でもわんさか生えている種です。
根は、細いですが、ちゃんと「大根」です。
ハマダイコンは、他の海浜植物と違って、
見た目に際立った乾燥適応は見られないのですが、
種子が海流に乗った放散に非常に適した形をしているとのことです。
思わず先生も身を乗り出して解説!
所員も質問!
熱い発表会となりました。
続く。