京都大学志賀高原ヒュッテ

週末を利用して長野県にある京都大学の宿泊施設「志賀高原ヒュッテ」を利用してのトレッキングをしてきました。

ここは2001年建て替えの新しい施設で、木材が多く使われている落ち着きのあるデザインと沢山ある大きな窓から見える周りの森の風景が素晴らしかったです。

志賀高原ヒュッテ
志賀高原ヒュッテ食堂

ここを拠点に志賀山の周りを巡る通称「池めぐりコース」とよばれるルートを歩いてきました。稼働していないスキー場のリフト横から登り始め、雪の残る山道を歩きます。

前山スキー場のリフト
山道の残雪

途中に多くの小池からなる四十八池というポイントがあり、クロサンショウウオとその卵を見ることができました。

四十八池
クロサンショウウオの卵

この辺りは足元に美しい湿性植物が多く見られるのですが、遠景もまた素晴らしかったです。

ミズバショウ
山道からの風景

最終目的地はエメラルドグリーンに輝く大沼池(標高1,694m)です。この美しい青は火山性の硫酸銅が山から流れ出るためとのこと。水質は強酸性のpH4.4、魚は生息しません。

大沼池
近くから見た大沼池

初夏の過ごしやすい気候で人も少なく、風音や鳥の鳴き声に包まれた気持ちの良い昼寝ができました。歩いている時間は4時間程度でしたが、亜寒帯湿潤気候の美しさを十分に堪能できました。

志賀高原ヒュッテを管理されているご夫婦は大変親切な方々でした。また、噂には聞いていましたが食事がとても美味しかったです。

蕎麦と山菜の天ぷら、イワナの塩焼き、野沢菜など
カツオの刺身ジュレのせ、ビーフシチュー、お手製アップルパイなど

静かな森の中に建ち、夏はトレッキング、冬はスキーと休暇に大変適した施設だと思います。一般の方でも宿泊できるそうです。

posted by 諏訪
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