朝九時、調査船ヤンチナ(右の船)に乗り込むソルジャー達。天候晴れ。後は波さえなければドレッジが曳けるはず!
超あっさりつきました!見よこの鏡のような水面。技官さんも驚くほどのドレッジ日和です。早速ドレッジ投入!!100 mの深海へいってこい!
技官Oさんの卓越したテクニックで、今回も順調にドレッジを深海に送り込みます。照り返しで計測機が見えない?いえ、壊れてるんですって…。
曳網中の隙を見てプランクトンネットをひく河村研究員。一時も無駄にしない姿勢に、プランクトンハンターとしての意地と誇りを垣間見ました。ちなみにいいプランクトンが採れたそうですよ!
採れました!!石や泥に混じって、カニや貝などがちらほら。少ないと思うなかれ、ドレッジは大型生物の採集に特化した作りになっているので、これでも十分!
ということで調子に乗って二回目。今度は200 m辺りを狙います!
さあて深海からドレッジが帰ってきました。今回も入ってるかな…むむ?
めっちゃいっぱい採れました!一回目の量で十分と言いましたが、撤回します!ドレッジの実力を見くびってました。
サンプルに群がる研究者たち。生物研究者冥利に尽きる瞬間です。
さて、ということで今回のドレッジは大成功でした。せっかくなので、採集された生物をシリーズで紹介していきたいと思います。まずは棘皮動物から!
クシノハクモヒトデの仲間。こいつは深海底を埋め尽くすほどの集団を形成します。紀伊沖にもそのような場所があるのでしょうか。
まだ調べてないのでよくわかりません。実にカラフル。なんかオーラを感じるクモヒトデです。
これはちょっと珍しい。キヌハダクモヒトデ科の一種です。体がぶよぶよの皮で覆われてます。弱りやすいので、このように完品で採れるのは珍しいです。
スナクモヒトデ科の一種。浅いところにもいるやつだと思います。とても小さいので赤ちゃんかもしれません。
モミジガイの仲間?腕が一本再生中ですね。
これはベンテンウニの仲間…ではないらしい?針が細長くてとてもキレイですねえ。