ジャカルタへ行ってきました(後篇)

~あらすじ~

国際セミナーに参加するためジャカルタへ飛んだ研究員Mokanishi!一日目の発表を終え、東南アジアの魅惑の食べ物に翻弄されて満腹状態だが…?

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二日目の朝、快適なホテルの部屋での目覚めですが、なんだか腹に違和感を覚える…。

今思えばこの時点で…だったのですが、まあ大丈夫だろうと朝食を摂って学会場へ。

この日は前日の反省を踏まえて上着を持っていきました。

昼食もしっかりと食べ、いざ、午後の発表だが…。

なんか腹痛ぇなあ…。

これは…もしや…?この時点で流石にまずいのではと思ったのですが後の祭り。

しばらく発表を見ていたのですが腹の調子は悪くなるばかり。

挙句の果てには、寒気まで。

 結局 冷房がきいたセミナー室を出て、真夏の陽気の室外に出たのですが、

寒気が止まりません
(※気温約30℃)

ひたすら体を丸めて寒気に耐えるMokanishi。

これどう考えても異常だろ…こんな暑いのにガタガタ震えているわけです。

これはまずい。少なくとも夕食とか言ってる場合じゃない…。

と思っていたその時!

「大丈夫ですか?顔が蒼いですよ?」

あ!あなたは質疑応答で仲良くなったマレーシアのSuponoさん!!

必死に自分の状況を説明したところ、

「向こうのセミナー事務局に相談してみたら?」

その手があったか!!!!!

一目散にセミナー事務局に駆け込んだところ、すぐにLIPIのマイクロバスを手配してくれて、
一足先にホテルに送っていただけることになりました。ありがたや~。

善良そうな青年が、夕方の渋滞にも関わらず献身的なドライブでホテルまで送りとどけてくれました。

ちなみに、渋滞を避けるために、車内の金品を隠さないといけないようなダウンタウンを通ってくれたのですが、ちょっと怖かったですね。

普通の道に出た時に「助かった…。」って思っちゃいました。

何はともあれその日の夜にホテルに着いたのですが、そこからとにかく絶食してひたすら水を飲んでいました。

途中、日本からのセミナー参加者がポカリなどを差し入れてくれました。感謝。

結局、翌日はとてもセミナーに参加できる状態でなく、翌々日のチェックアウトまでずっとベッドで寝てました。

計算したところ、通算40時間はベッドの上でした。

俺は一体ジャカルタで何をしているんだ...。




最終日はホテルを昼前に出ましたが飛行機は夜中。

大分回復はしていたものの、観光する元気は出なかったので、

早めに空港に移動してずっと空港にいたのですが、それなりに楽しめました。

最後の旅の思い出をダイジェストでどうぞ!

突然空港の通路で始まる踊り。踊り子さんたちの衣装が実にエキゾチック。

つ、次はこの王が…!?

王の舞。その隣を歩くおじさん。
客観的事実を述べると、先ほどの女性の踊り子さんの時より人は少なめでした。

 最終的に坐する王。それを見守る観客。はたして彼のダンスが成功だったのかどうかは、彼自身にしかわからないだろう。

Luwak Coffee専門の喫茶店に入りました。
Luwak Coffeeは、ジャコウネコのウ〇コから取り出したコーヒー豆です。

汚いと思うなかれ、なんと高級コーヒーなのです。

Luwak Coffeeを頼んだ東大のI先生。私は香りだけで十分です…(体調的に)。

なんだかんだで無事飛行機に乗り、韓国に到着。機内食は一切お断りしました。せっかくの飲み放題が…。

こちらの写真は仁川空港の水飲み場。弱った五臓六腑と心に沁みたぜ…。

そしてバスを乗り継いで関空から帰ってまいりました。

白浜の眩しい砂浜を思わずパシャリ。

「私は帰ってきたぞ!」

というわけで、なかなか濃いジャカルタ旅行となりました。次は一月にタイにクモヒトデ調査に行く予定です。

次回は今回の教訓を生かして、バッチリ無傷で帰りたいと思います。

今回の教訓: 「食べ過ぎと冷房には注意しましょう!」


このAsian Coreプログラムは2015年まで続くということで、今後もアジア諸国とかかわる機会が多くなりそうです。
今回のセミナー参加では「東南アジアにおける沿岸海洋学の研究教育ネットワーク構築」の助成を受けました。
この場を借りてお礼を申し上げます。


(posted by Mokanishi)
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