博物館実習(館園実務)

目次

概要

開講期間

2024年6月4日(火)8時集合~6月8日(土)17時までに解散(5日間) (前後泊可)

開講場所

京都大学白浜水族館

対象学生

理系学部に所属する学生で、大学において生物学またはそれに関連する教科科目を履修している学生、学芸員資格取得に必要な講義の単位を取得済みもしくは取得見込みの者

担当職員

加藤 哲哉 (技術専門員)・山内 洋紀 (技術専門職員)・原田 桂太 (技術専門職員)・武藤 岳人(技術職員)

単位数

所属大学のシラバスに準じます。

費用

交通費の他、滞在費(宿泊費・食費など実費)が約16,000円かかります。食事は各自に用意していただきますが、希望する場合は宅配のお弁当を紹介します。前後泊をご希望の場合は、2泊分の宿泊費が追加されます。

持参するもの

【必要なもの】
筆記用具一式(所属大学が用意した実習日誌に各自で記入)、汚れてよい長袖上着・長ズボン、帽子、タオル(野外で使用)、カッパ、軍手(実験所で貸出可)

【あるとよいもの】
ノートパソコン、長靴(実験所で貸出可、足のサイズが合っていて滑りにくいものがあれば持参)、懐中電灯(宿泊施設付近は夜が暗いため)

*洗濯機3台を利用可能。その他の生活用品は宿泊棟のページを参照のこと。

定員数

3名(先着順)

主な内容

博物館実習は、学芸員資格の取得をめざす学生が、博物館概論・博物館経営論・博物館資料論などの講義を通じて必要な専門的知識を学んだ後、現場での博物館資料の取り扱いや利用者への対応などの実践的な経験を積むことを目的として行われている必修科目の実習です。白浜水族館では博物館相当施設として、京都大学および他大学の学生を対象に毎年実習を実施しており、水族館の飼育展示担当および電気設備の技術職員による実習指導を行っています。

博物館資料の展示

水族館の博物館資料である展示生物の維持のため、飼育展示担当とともに状態観察、給餌、飼育水槽の掃除などの日常管理を行い、飼育設備・機械のメンテナンスを体験します。具体的な作業はその時々の必要に応じて各回の実習ごとに異なりますが、大型水槽の水を抜いて大掃除をすることや、胴長を着用してろ過槽に入りろ過砂の掃除を行うこともあります。

毎日の調餌(展示生物に与える餌をつくること)

博物館資料の収集

水族館の収集活動として、生き物の野外採集を行います。磯で無脊椎動物を採集したり、魚類を釣りで採集したり、漁港にて地元の漁業者から混獲生物を購入したりします。こうして入手した生き物の種名を調べるのも重要な作業です。

釣りによる生物採集

教育普及活動

水族館が主催する磯採集体験などのイベントの補助や、入館者が利用するクイズラリーの問題作成を行います。イベント補助では一般の参加者の興味の持ち方や参加しての反応を直接学ぶことができ、問題作成では短くわかりやすい文章で、正確な情報を正しく伝えることの必要性と難しさを体験できます。

磯採集体験イベントの補助

受講のお申込み

  • URLをコピーしました!
目次