魚のクイズ（むずかしい）

ウミヘビと名前がついている生き物には、ヘビの仲間と魚の仲間の両方が含まれている。ホタテウミヘビはウツボと同じで魚の仲間だけど、マダラウミヘビはコブラの仲間だよ。両方とも体が細長くてよく似ているけど、ホタテウミヘビは魚なのでエラやヒレがあるのに、マダラウミヘビはヘビなのでエラもヒレもない。それに、マダラウミヘビは陸のヘビから進化したので、人間と同じように肺で呼吸するんだ。

トビハゼは他の魚と違って、皮ふで息をする能力が高く、さらにエラぶたの中にたくさん水をためることができるよ。それで水から出ても平気なんだ。トビハゼはひがたに住んでいて、潮が引いたときに泥の上をはってエサを探す。てきが来た時などは胸びれや尾びれをつかってぴょんぴょんととぶこともできるよ。このことからトビハゼという名前がついたんだ。

バラフエダイはフエダイの仲間、イットウダイはキンメダイの仲間で、名前にタイとついているけど、実は全然違うグループの魚なんだ。図鑑で「タイ科」と書かれている魚がマダイの仲間だよ。タイ科の魚で日本にすんでいるのはクロダイやキチヌ・ヘダイなど10種類くらいしかいないけど、名前に「～ダイ」とついている魚はとても多いよ。

日本人が大好きなウナギ。あまり知られていないけど、ウナギの血にはイクシオトキシンという毒が含まれているんだ。たくさん食べると、人間でも死ぬことがあるよ。ウナギのさしみがないのは、ウナギを生で食べると中毒をおこすからなんだ。でもこの毒は熱にとても弱いので、煮たり焼いたりすれば食べることができるようになるよ。ちなみに、ウナギの仲間であるアナゴなども毒があるので、生では食べられないよ。

魚の中には、おとなになると全然違うもようになるものがいるんだ。コロダイもそんな魚のひとつ。小さい時は毒のあるゴンズイのまねをして、てきにおそわれないようにしていると考えられている。ちなみにAはゴマフエダイの幼魚で、Cはアジアコショウダイの幼魚。両方とも大きくなると模様が変わる魚だ。

コロダイの子供（上）とゴンズイ（下）

ゴマフエダイの子供（上）と大人（下）

アジアコショウダイの子供（上）と大人（下）