貝のクイズ

フジツボの仲間は貝のように見えるけど、じつはエビやカニに近いいきもの。生まれたばかりのフジツボの子供は、エビやカニと同じような姿をしているよ。ちなみに、オオヘビガイは変わった姿だけど巻貝の仲間で、岩などにくっついて生活しているんだ。トコブシは平たい形だけど、これも巻貝の仲間。貝がらをよく見ると、うず巻きになっているのがわかるよ。

アンボイナはイモガイ類という貝の仲間なんだけど、イモガイ類は毒ばりをもっているものが多い。アンボイナも強力な毒ばりをもっていて、これで魚を殺して丸のみにするんだ。アンボイナの毒ばりは、さされると人間でも死んでしまうことがあるから、注意が必要だよ。

マダコはうまれてから2～3年くらいで死んでしまうんだ。タコやイカの仲間は短命なものが多く、たとえばアオリイカは1年しか生きられない。でもタコやイカは成長がとても早くて、マダコの赤ちゃんは1㎝もないくらい小さいのに、たった2～3年で50～60㎝くらいまで成長する。人間だったら、50㎝くらいの赤ちゃんが、2～3年で25ｍの巨人になるようなもの。マダコはものすごく早く成長して、一生を終えるんだ。

ウミケムシは貝の仲間ではなくて、ゴカイやイソメなどと同じ仲間。アメフラシとアオウミウシは、貝がらが退化して見えないけれど、巻貝の仲間だよ。その証拠に、アメフラシの背中には、貝がらのなごりがあるんだ。

ヒョウモンダコは、フグと同じ毒（テトロドトキシン）をもっている。毒はつばにふくまれていて、かみつくことでてきに毒を注入するよ。かまれると人間でも危険なので要注意だ。ヒョウモンダコは、しげきを受けると青いリング状のもようがうきでてくるのが特徴なので、見つけてもさわらないようにしよう。