Google
キッズページ リンク English

館長からのあいさつ

展示生物 館内マップ・リーフレット
TOPページ > 展示案内 > 館長からのあいさつ
館長からのあいさつ

 地球の46億年の歴史の中で生命は誕生し、今日にいたるまで多種多様な生物が、進化のプロセスの中で誕生してきました。今、地球上の海の中で最もたくさんの種がみられる海域は、フィリッピンを中心とする西部熱帯太平洋ですが、 そこに源を発する暖流である黒潮がここ紀伊半島まで到達し、多くの熱帯系の海洋生物をみることができます。一方、紀伊半島は気候としては暖温帯域に属するので、暖温帯性の海洋生物も多数生息し、実に多種多様かつ複合的な生物相を見ることができます。

 この白浜水族館では、こうした紀伊半島の豊かな海洋生物を中心に展示し公開しております。ここで見られる生物は、北海道まで分布している種もあれば、熱帯太平洋を越えて遠くインド洋、そしてアフリカ沿岸まで分布している種もあります。 つまり紀伊半島は太平洋からインド洋にいたる海域の生物を概観できる窓のような場所であるといえます。

 この水族館は2010年に開設80周年を迎えた歴史ある水族館で、現在、国立大学法人がもつ唯一の博物館相当施設として指定を受けた水族館であり、それ相応の規模を誇ります。 通常の娯楽性に富む水族館とは、やや趣を異としておりますが、人目をひくような派手な海洋生物ばかりでなく、さまざまな無脊椎動物を含む地味ではあるが学問上貴重な生物を多数展示しております。

 皆様にも是非ご来館いただき、大学教育はもちろんのこと、社会教育、生涯学習の場として、活用していただければと願っております。

館長(瀬戸臨海実験所所長)

朝倉 彰