第63回 瀬戸海洋生物学セミナー

「環形動物の多様性研究」
小林 元樹 特別研究員PD(京都大学瀬戸臨海実験所/日本学術振興会)

2022年3月24日(木)16:00〜17:30
*本セミナーはオンライン形式です。参加のお申込は、下記フォームよりお願いします。
参加申込フォーム(3月23日正午締切)

環形動物門はゴカイやミミズの仲間など2万種を超える既知種を含むグループである。環形動物は特に海洋において著しい適応放散を遂げており、海水浴場など身近な環境にも出現するが、その多様性がどのように形成されたかは一部が明らかになっているにすぎない。演者は、足があまり発達せず巣穴や棲管で定住生活を送る種が多い定在類と呼ばれるグループに注目して、系統進化学や集団遺伝学に関する研究を行ってきた。本セミナーでは、最近行った系統学的研究やミトコンドリアゲノムの解析で得られた知見について紹介する。

[図1.強烈な臭気を放つTravisiidaeの
仲間]

[図2. 基質に付着する管を作り群生する
ヤッコカンザシ]

  • 関連文献
  • Kobayashi, G., Itoh, H., Kojima, S. (2022) Mitogenome of a stink worm (Annelida: Travisiidae) includes degenerate group II intron that is also found in five congeneric species. Scientific Reports 12, 4449. doi: 10.1038/s41598-022-08103-5
  • Kobayashi, G., Sakamoto, T. (2021) New record of bioluminescence in Odontosyllis cf. australiensis (Annelida: Syllidae: Eusyllinae) in Japan. Journal of the Marine Biological Association of the United Kingdom, 101: 919-925. doi: 10.1017/S0025315421000850
  • Kobayashi, G., Goto, R. (2021) Molecular phylogenetic assessment of Spirobranchus kraussii-complex (Annelida: Serpulidae) from the Japanese Archipelago. PeerJ, 9:e11746. doi: 10.7717/peerj.11746

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後藤 龍太郎 goto.ryutaro.8n(at)kyoto-u.ac.jp((at)を@に変えて送信)