国際臨海実習「Functional Morphology and Evolutionary Biology of Marine Invertebrates」・京大理学部「臨海実習第2部」

ここでは、主な実習内容を紹介します(天候等によって変更することがあります)。
公開臨海実習の参加申込は教育ページの「受付中」のリンク先をご覧ください(京大理学部生については、事前に本学で行われるガイダンスでお申込ください)。


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  • 概要

    海産無脊椎動物で特に多様に進化した分類群の形態的特徴を理解し、形態と生態・分類・系統との関連を考えることを目的としています。野外から採集した動物の解剖を行い、詳細な形態観察に基づいたスケッチを行います。

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  • 磯観察

    [転石の裏の生物採集]

    自然海岸の潮間帯に生息する動物について、生態や生息環境を観察します。動物の一部は採集して実験室に持ち帰り、詳細な形態観察を行います。

    実験所周辺にある番所崎は黒潮の影響をより強く受ける岩礁海岸です。このような自然海岸では、一般的に節足動物、軟体動物、環形動物が多様にみられます。

  • 節足動物甲殻類の比較解剖

    [ヤドカリの解剖]

    節足動物のエビ類・カニ類と同様に十脚類に属するヤドカリ類の全ての脚を取り外して体節性を理解し、ヤドカリ類の体節の機能分化について考察します。

    また、比較対象として、岩礁で固着生活を行う蔓脚類(フジツボ)や、陸上で生活する等脚類(フナムシ)の体節や付属肢(脚)を観察し、分類群ごとで脚がどのように利用され進化してきたかを考えます。

  • 軟体動物腹足類の比較解剖

    [カサガイの歯舌の取り出し]

    岩礁潮間帯において様々な形態・食性をもつ腹足類を採集し、殻と軟体部を観察します。特に摂餌に用いられる歯舌の形態は各種顕微鏡を使って詳細に観察し、食性ごとの形態的特徴を理解します。

  • 環形動物多毛類の比較解剖

    [ドレッジを使った多毛類の採集]

    岩礁で固着生活を行う多毛類や、砂泥や礫などの間隙中で自由生活を行う多毛類を採集し、その形態を比較します。

    環形動物特有にみられる体節の繰り返し構造を観察するとともに、多毛類の多様な付属肢(疣足)の形態と生活様式の関連を考えます。