白浜水族館

[白浜水族館]

当水族館は、80年以上の歴史がある水族館です。もともとは、実験所での研究に必要な生物を飼育する施設でしたが、1930年の昭和天皇行幸一周年の記念式典を機に一般公開され、数度の増改築を経て現在に至っています。年間約6万人の入館者が訪れ、実験所で実施される多くの学生実習でも利用されています。

展示している海洋生物は、全て白浜周辺で採取されたもので、常時およそ500種を展示しています。身近な磯や干潟の生きものから、水深数十mの刺網や釣り漁で採取された無脊椎動物と魚類を飼育しており、黒潮の影響の強い白浜周辺の海の生き物の多様性を間近に見ることができます。

当水族館の展示の特徴は、無脊椎動物に力を入れていることです。展示生物の半数以上が無脊椎動物という、日本では珍しい水族館です。単に種数が多いだけでなく、刺胞動物(サンゴ、イソギンチャク、クラゲなど)、軟体動物(巻貝、二枚貝、タコなど)、節足動物(フジツボ、エビ、カニ、ヤドカリなど)、棘皮動物(ウミシダ、ヒトデ、クモヒトデ、ウニ、ナマコ)など、主要なグループを網羅しており、このほかカイメン類、ゴカイ類、ヒモムシ類、ホヤ類など、他の水族館ではなかなか飼育していない珍しい生き物も展示しています。また、実験所で行われている研究の一部を紹介したり、飼育の難しい動物を標本で展示したりするスペースも設けています。

研究者に対する実験用水槽設備の提供や、研究に必要な生物の採集・ストックにも応じており、差し支えのない範囲で飼育生物を研究用に提供しています。

白浜水族館のホームページ