公開臨海実習「自由課題研究」・京大理学部「臨海実習第1部、第4部」

ここでは、主な実習内容を紹介します(天候等によって変更することがあります)。
公開臨海実習の参加申込は教育ページの「受付中」のリンク先をご覧ください(京大理学部生については、事前に本学で行われるガイダンスでお申込ください)。


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  • 概要

    臨海実習第1部では、和歌山県白浜町周辺の様々な海岸環境におもむき、主に底生性の無脊椎動物の観察と同定を行います。各環境の生物相を比較して、海洋動物の多様性とその生息環境を理解することを目的とします。同時開講の臨海実習第4部と自由課題研究では、海洋生物の自然史科学に関する研究テーマを設定してデータの採取・解析・考察を行い、得られた成果について発表することで、「研究」の一連の流れを体験することを目的とします。

  • 磯・干潟観察(臨海実習第1部)

    [クラムガンを使った砂泥中の生物採集]

    自然海岸の潮間帯に生息する動物について、形態や生態を観察します。無人島の畠島では、岩礁・転石・砂泥地などの多様な底質がみられ、田辺湾の代表的な海岸生物を一通り観察できます。砂干潟や泥干潟では、アマモの隙間や泥中の巣穴に生息する動物、汽水を好む動物を観察できます。

    種数の多い節足・軟体動物をはじめ、海綿・刺胞・扁形・紐形・内肛・外肛・環形・棘皮・脊索動物などの一部を採集して実験室に持ち帰り、種の同定や詳細な形態観察を行います。

  • ドレッジ採集(臨海実習第1部)

    [ドレッジを使った採集]

    田辺湾の様々な場所でドレッジを使用して底生生物を採集し、観察します。

    海底の底質(泥、砂、貝殻、礫など)によって生息する生物が異なりますので、船を用いて目的の底質を採集します。その底質から実験室で生物を選り分け、実体顕微鏡などで観察します。主に潮下帯の生物が対象となります。

  • 付着生物採集(臨海実習第1部)

    [フロート底部の付着生物採集]

    実験所付近の港にあるロープやフロート等の人工物に付着する生物を採集し、観察します。

    内湾と外海では、同じように設置された人工物でも付着する生物は異なります。複雑に絡んだ様々な生物群の塊を実験室で丁寧に分離し、実体顕微鏡などで観察します。主に潮下帯の生物が対象となります。

  • 臨海実習第4部・自由課題研究

    [エビに寄生するヤドリムシ類の
    生態学的研究]

    実習生自らが、海洋生物を用いた系統分類・形態・発生・生態・進化学などに関する研究テーマを自由に考え、教員と相談しながら決めることができます。

    なお、臨海実習第1部で行われる上記の項目には基本的に参加できますが、研究の進め方によっては独自に採集や観察を行うことができます。